23日、フランスのルノーはパリ都心のバスティーユに、デザイン部サテライトスタジオの「ルノー・デザイン・パリ」を開設した。パリ郊外ギアンクールのテクニカルセンターにあるデザイン本部を補佐し、文化の先端での情報収集とデザイン開発にあたる。
フルタイムスタッフが15名、所長はファビオ・フィリッピーニ。日本企業での職務経験もある知日家だ。部署としてのルノー・デザイン・パリは2001年に組織されていたが、このほどドローイング・スタジオ、モデリング・スタジオを備えた本格的な独立デザインスタジオとして稼働を始めた。
ルノーは2000年以来、国際的なデザイン開発ネットワークを構築中で、同年にルノー・デザイン・バルセロナ(『メガーヌII』はここの作品)、01年にパリ、02年に韓国のルノー・サムソンと、各地にサテライトスタジオを設置している。