国土交通省は27日、平成15年(2003年)度自動車アセスメントの実施要領案を公表した。今回から「歩行者頭部保護性能試験」を実施するほか、幼児用チャイルドシート衝突試験では、動的荷重を計測できる面圧計を使い、拘束状態の加害性を調べる。
歩行者頭部保護性能試験は、子供と大人の頭部を想定したセンサー付き鋼球(頭部インパクタ)をボンネットに向けて射出し、インパクタが受ける衝撃を傷害値(HIC)で評価する。射出位置は実際の事故を想定して12分割している。
実施要領案は国交省ほか自動車事故対策センターのホームページで閲覧できる。7月15日までパブリックコメントも募集中だ。