ダイハツは軽自動車の国内販売を強化し、近い将来スズキを抜きトップになるのを目指しているが、至難の業になりそうである。トヨタグループの一員としての悲願になっているものの、スズキがあまりにも強過ぎるために接近することはあってもトップは無理との見方が業界筋では強い。
ダイハツは昨年10月『ムーヴ』、12月『ミラ』と相次いで主力モデルをフルモデルチェンジし、販売は上向きで、ムーヴの販売台数は一時『ワゴンR』を抜いた。この勢いで、メーカー別ランキングが1カ月でもトップになっていれば将来の恒常的な逆転も可能性があるが、達成できなかった。
9月以降はワゴンRの次期型など、スズキが相次いでニューモデルを投入、更に引き離しにかかるだろう。