6月の米自動車販売は増加、でも利益は?

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今年6月の米国の新車販売台数は、昨年6月と比べて4%増加、今年5月と比べても増加の見込みだ。しかしこれを景気回復の兆しと見るのはまだ早い。エコノミストらによると、新車販売台数アップは各メーカーのインセンティブによってもたらされたもの、と見るのが妥当だという。

その理由としては、米国の消費者指数は1994年のレベルに留まっており、この年の新車販売台数は1510万台。ところが6月の販売台数をもとに計算した今年の新車販売台数は1640万台だ。この消費者指数と販売数の開きは経済学的に見ると「危険」なのだという。

職の確保、経済の先行きなどに人々が自信を持てずにいるのに、車の販売台数が増えるのは決して自然な徴候ではなく、6月の販売水準が今年一杯保てる保証はないためだ。

メーカー別に販売台数の増減を見ると、GMは1.5%、フォードは7.7%、クライスラーは6%のアップ。ただしビッグ3全体のシェアは下落している。販売増が特に目立つのはボルボの26%、ホンダの16.4%。販売減となったのはジャガー24%、レクサス21.4%、ビュイック10.6%など。

一方、6月に販売された車1台あたりのインセンティブは、GMでおよそ4000ドル、フォード、クライスラーは3500ドル前後、トヨタで2400ドル。つまり多少販売台数が増えてもメーカーの利益はそれほど上がっていない、ということだ。

利益については四半期決算の報告を待つしかないが、黒字報告ができるメーカーはかなり限られそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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