大阪府警は10日、友人を身代わりに出頭させ、違反逃れをしようとした26歳の男を犯人隠避教唆と道路交通法違反(速度超過)の疑いで逮捕したことを明らかにした。実際に出頭した友人2人も犯人隠避容疑で同日までに書類送検されている。
大阪府警・交通指導課の調べによると、この男は今年4月2日の未明、阪神高速道路を50km/hオーバーで走行しているところをオービスに撮影された。男は免許停止を恐れ、友人の男に対して「カネもやる、女も紹介してやる」と持ちかけ、身代わり出頭を依頼した。
友人の25歳の男は警察に出頭。違反事実を認めたが、オービスが撮影した画像を見た捜査員が「本人ではないだろ?」と詰め寄ったところ、男はあっさりと身代わりを自供。依頼した男は犯人隠避教唆と道交法違反で逮捕された。
オービスには助手席にいる人物と会話をしている状態の男が映っていたが、この男の歯並びが悪かったにも関わらず、出頭した男の歯並びは良く、写真でもそれが一目瞭然の状態だった。
逮捕された男は「そこまで撮れてしまうものなのですか!?」と驚いた様子だったという。