アウディ、今後は認定中古車拠点の充実も

自動車 ビジネス 企業動向
アウディ、今後は認定中古車拠点の充実も
アウディ、今後は認定中古車拠点の充実も 全 3 枚 拡大写真

正規ディーラーの拡充とともに、アウディジャパンが目指しているのが認定中古車を扱う拠点の拡充だ。現在は各店舗が独自に中古車を扱っているが、2004年を目標にアウディジャパンとしての認定制度を定め、供給元も一本化するという。狙うは中古車市場での値崩れ防止であることはほぼ間違いないだろう。中古車オークションへの流出を阻止し、ひとつの商品として中古車を扱った方が自社の利益にも直結する。

【画像全3枚】

アウディジャパンのヨハン・ダ・ネイスン社長は「現状、アウディのお客様はトヨタやスバルなど、日本メーカーからのクルマの代替が多いですが、今後はアウデイ車をアウディ車で代替するお客様は増えていくでしょうし、そうでなくてはいけません。そうしたサイクルを作るためには、自社でしっかりとした認定中古車の基準を策定し、品質についてもある程度の統一性を作らなくてはいけません。そのために東京と大阪、そして名古屋に中古車を集約する拠点を作る準備を行っています」と説明する。

東京と大阪については2004年夏の完成を、名古屋については2005年夏の完成を目指し、現在は拠点をどこに作るかなどの具体的な選定作業に入っているという。

「銀行にお金は用意してあって、出て行くのはいつかと待ち構えていますが、なかなか行き先が決まってくれません」とネイスン社長はジョークを飛ばすが、中古車ビジネスへの参戦がアウディジャパンにとって“避けて通れない道”であることは確実だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  3. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る