欧州自動車製造者協会(ACEA)が11日に発表した西ヨーロッパ(EU+EFTA)の6月の乗用車の新規登録台数は、131万5263台と前年同期比2.9%増となった。
4月、5月と連続して前年割れだったが、イラク戦争が終了したことで、政治や経済面の不安定が無くなったことが増加の要因と見られている。1-6月の累計は、西欧全体で755万9641台(同2.6%減)となった。
主要国では、フランスが20万4964台(同2.1%増)、スペインが13万7890台(9.7%増)、イギリスが24万0174台(同15.8%増)と増加した。一方、東ドイツ地域でのストライキで生産が停滞したドイツは29万2000台の同5.3%減、イタリアが17万9900台(同0.3%減)となった。
グループ別では、VWグループが23万4182台(同1.7%減)、PSAグループが19万2374台(同0.4%減)、フォードグループが13万8026台(同5.2%減)と軒並み減少したが、GMグループは14万1792台(同6.9%増)と伸びた。
日本メーカー全体では、16万7927台(同11.8%増)となった。トヨタ、日産、マツダ、ホンダが、いずれも二桁以上の伸び率を示したことによる。