【MGローバー日本】ターゲットは英国文化を愛する人

自動車 ニューモデル 新型車
【MGローバー日本】ターゲットは英国文化を愛する人
【MGローバー日本】ターゲットは英国文化を愛する人 全 1 枚 拡大写真

2000年に中断されて以来、実に3年ぶりの復活となるMGローバーの国内販売。その販売の柱となるのはローバー『75』だ。1999年9月からわずか数カ月間のみ発売され、日本ではローバーディーラー没落のシンボルとなってしまったクルマでもある。

クルマ自体の素性は良く、ディーラーが健在であれば確実に売れていたはずだ。ロールスロイスやベントレーに通じる英国車独特の雰囲気を持ち、フォードの血が濃くなりつつあるジャガーよりも今では英国らしさを感じる。そのクルマがついに日本に戻ってきた。

MGローバー日本の南原竜樹社長は「日本人ほど英国文化を好む人たちはいない。英国紅茶、英国風のガーデニングは流行している。英国車を受け入れる地盤は整っている」と断言する。たしかにイギリスという国を「好きな国」として挙げる日本人は多いが、MGローバーとしてはこのクルマをどう売っていくのだろうか。

「お客様として中心になると想定しているのは50歳代の方です」と説明するのは、実際にこのクルマを売っていくMGローバー日本さいたまの営業スタッフ、菊池正博さんはそう説明する。

「ローバー75やMG『ZT』については、ベンツを購入していたような高い年代の方が主流になるかと思われます。ドアの開閉音ひとつとってみても、それだけでこのクルマが非常に高い質感を持っていることがおわかりになるでしょうし、シートに座っていただればその良さがさらにおわかりいただけるのではないでしょうか」と菊池さん。

メルセデスベンツ『Cクラス』あたりが仮想敵となるが、まずは「ベンツよりも素晴らしいクルマです」と説明することから営業を始めていくようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
  3. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る