富山県警が「パトロールの音」を制定

自動車 社会 社会

富山県警は18日、街を走るパトカーがパトロールをしていることを周囲に知らせるため、今月20日から電子音を流しながら走ることを明らかにした。音を鳴らすことで、戸締りの確認などの注意喚起を市民に呼びかけることが目的だという。

富山県警によると、これまでパトカーによるパトロール中には赤色灯のみを回して走ることが多かった。しかし、赤色灯を点灯した住民から「何か事件でもあったのですか」と尋ねられることが増えてきたことから、全く別の方法で「事件出動ではなく、パトロール中ですよ」とアピールする音を鳴らすことを思いついた。

音楽療法の専門家など有識者からの意見も聞き、耳に優しく不快に感じさせにくい音をコンピューターで合成。結果として「ミ・ソ・ド」の3音をゆっくりとしたペースで流すことに。

パトロール中はこの音を数分に1〜2回程度で鳴らし、街をパトロールする。音がしているときはパトカーが近くにいると住民を安心させることができるほか、外出する人に戸締りの徹底や、ガスの元栓などのチェックを思い立たせるという狙いもあるようだ。

富山県警では「全国でも初の試み」としており、同県警のWebサイトに特設ページを作って音の紹介をしている。パトカー約90台全てに導入するという。この“パトロール音”は県警のホームページで聞くことができる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る