首都高でETCの利用率が10%を突破

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首都高速道路公団によると、2002年度中ではETC利用率は毎月約0.3%の割合で伸び、2003年度に入ってからは毎月約1.0%と、前年度よりも約3倍ものベースで上昇している。その結果、2003年6月の月平均利用率は約9.2%で1日あたり9万7700台の利用があった。そして、7月7日〜13日の調査では、10.1%と10%を突破。1日あたりの利用台数は、10万9000台となった。

ETCの利用率が高い料金所は、川崎線の川崎浮島本線で、前通行台数の37.4%、続いて湾岸線の湾岸環八が17.7%、湾岸線の湾岸浮島が17.2%と続く。また、通行台数が多い料金所ベスト3は湾岸線の大井本線、3号渋谷線の用賀本線、湾岸線の市川本線となっている。さらに、利用率が高い曜日は日曜日と土曜日。

終日専用運用しているレーンがある料金所は、ETC利用可能な151料金所のうち、58料金所。また、専用/混在切替運用を行っている40の料金所のうち、15料金所は1日の内89%の時間で、25料金所では63%の時間で、専用運用中となっている。

以前に比べれば、専用レーンが増え、ETC利用者はかなり便利になった。しかし、混在レーンのみの料金所を通過すると通過時間がかなり掛かり、利用者としてはいらだちを感じることが多い。利用率が10%を越えた今、本線料金所では専用レーンのみにし、ETC利用者がスムーズに料金所を通過できる対応にしてもらいたい。

前払い割引制度という魅力と、料金所を待たずに通過できるという魅力を、首都高道路公団はETCを利用していないドライバーに見せることになり、ETC利用者の割合を増やす効果があるはずだ。

《編集部》

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