駐車違反摘発を阻止しようとした若者を警官が銃で威嚇!?

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福岡県警は22日、駐車違反の取り締まりを行なった警察官を自分たちが飲食していた店に連れ込んだ上、数人で取り囲んで威圧的な言動を行ったとして、23歳と19歳の男を公務執行妨害容疑で逮捕したことを明らかにした。取り囲まれた警察官は身の危険を感じ、拳銃を一時抜いたという。

福岡県警・(福岡)南署の調べによると、事件が起きたのは21日の午後11時30分ごろだという。同署・大橋交番に勤務する33歳の巡査長が、福岡市南区三宅三丁目付近の路上駐車されていたクルマに駐車違反のステッカーを貼り付けていたところ、近くの飲食店で食事をしていたクルマの所有者とみられる男数人が飛び出てきて、「お前、俺のクルマに何してると?」と言いがかりをつけた。

この巡査長が男らに駐車違反の事実を告げ、さらに今の状態でクルマの運転を行った場合には飲酒運転になる旨を告げると、男らは巡査長を自分たちが飲食していた店の店内に強引に連れ込み、7〜8人で取り囲んだ上で「殴ってやる」などと威圧的な言動を行った。

実際に数人が巡査長に体当たりを行ったり、頬をつねるなどの行為を行ったため、身の危険を感じた巡査長は拳銃を引き抜いて威嚇。店の外に脱出してから応援を要請した。男は駆けつけた南署員に公務執行妨害の容疑で逮捕された。

取り調べに対し、男は「店の中に呼びつけて文句を言った」と容疑の一部については認めているが、警官を取り囲んで暴行を行ったことについては「知らない、言いがかりだ」と否認しているという。

警官が威嚇のために拳銃を抜いたという行為について、県警では「実際に身の危険を感じており、正当な行動と判断する」とコメントしている。なお、威嚇の際も銃口は容疑者たちに向けておらず、床を向けていたとされる。

《石田真一》

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