警報に動じない車上荒らし、目撃者を殴って逃走

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22日未明、滋賀県大津市で車上荒らしの犯行現場を目撃したクルマの所有者が制止しようとしたところ、犯人から殴打され軽傷を負うという事件が起きた。警察では事後強盗事件と断定し、現場から逃走した外国人4人組の行方を追っている。

滋賀県警・大津署の調べによると、事件が起きたのは22日の午前3時20分ごろだという。大津市朝日が丘1丁目付近のマンションに住む41歳の男性が、敷地内駐車場に止めた自分のクルマの防犯システムが作動し、警報音が鳴り響いていることに気がついた。男性が駐車場に行くと、自分のクルマのドアが開けられ、車内を物色している外国人風の男2人がいることに気がついた。

男性は「お前ら何をやっているんだ?」と大声で叫びながら近づいたところ、別のクルマの陰に隠れていた男2人が男性の顔面などを殴打した後、近くに止めていたワゴン車に乗って逃走した。クルマのドアはバールのようなもので強引にこじ開けられており、車内にあった夜釣り用の照明機器が無くなっていた。

通報を受けて駆けつけた大津署員がマンションの周囲にある駐車場も含めて捜査したところ、合計4台が同様の手口でドアを開けられ、うち1台の車内からカーナビが盗難されていることがわかったという。警察では男性が犯人グループから殴打され、軽傷を負っていることを重視。窃盗事件ではなく、事後強盗事件として捜査を進めている。

犯人グループは東南アジア系の外国人4人で、片言の日本語を話していた。そのうちの1人は右腕を骨折するなどのケガを負っていたのか、三角巾で腕を吊った状態だった。警察では重要な目撃証言だとして、ケガをした男を中心に逃げたグループの行方を追う方針。

《石田真一》

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