制止は間に合わず---路上で寝込んでいた男性が死亡

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22日未明、東京都世田谷区内の区道で、路上に寝ていた泥酔者を軽ワゴン車がはね、そのまま逃走するという事故が起きた。被害者は近くに住む27歳の男性とみられており、警察ではひき逃げ事件として捜査している。

警視庁・成城署の調べによると、事故が起きたのは22日の午前3時50分ごろだという。世田谷区桜上水4丁目付近の区道を歩いていた通行人の男女が路上に若い男性が倒れているのを発見した。

直後、男性が倒れている車線にクルマが進行してきたため、男女は両手を大きく振ってこのクルマを制止しようとした。しかし、クルマは減速することもなく、男性の腹部を踏み潰していくようにして通過。停車することもなくそのまま走り去った。男性は病院に収容されたが、内臓破裂や全身打撲が原因で間もなく死亡した。

警察ではひき逃げ事件として捜査を開始した。クルマを止めようとした通行人の話では、通りがかった際には男性は呼吸をしており、酒に酔って路上で寝込み、倒れているような状態だった。すでに周囲は明るくなりかけており、視界が暗いということもなく、「ドライバーが倒れている男性を視認できなかったはずはない」と供述しているようだ。

逃走したクルマはあずき色の軽ワゴン車で、警察では車種の確認を急ぐとともに、現場に残された遺留品などを集め、容疑車両探しに全力を挙げるとしている。

《石田真一》

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