東京都は23日、排ガス規制実施後の取り締まりプランを公表した。事業所への立ち入り調査のほか、警視庁と共同で路上取り締まりも行う。
また、生鮮市場や自動車ターミナルなどトラックが集まる場所で抜き打ち的に車両検査を実施するほか、車両ナンバーをビデオカメラで撮影し、違反車を追跡調査する。その他、都民からの通報制度も設ける。
これらの取り組みで違反車を発見した場合、運転手ではなく、車両の運行管理責任者(トラックの購入や配車、整備などにかかわる権限を持つ者)に「運行禁止命令」を出し、従わない場合は、氏名を公表するとともに、50万円以下の罰金を科す。
また、トラック業者を使っている荷主企業に対しても、契約先の業者に条例を守らせるよう勧告し、従わない場合は氏名を公表する、という。