現在ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)とチャンピオン争いを繰り広げているキミ・ライコネン(マクラーレン)。ライコネンがザウバー在籍当時チームメイトだったニック・ハイドフェルドにとっては、複雑な心境のようだ。
「彼ら(マクラーレン)はかなり早い段階からキミ(ライコネン)と交渉を開始していたから、契約成立したときはさほど驚かなかったよ。でもなぜ彼らが僕を飛び越えてキミを獲得したのかについては、未だに分からない……」
「ザウバー時代同様、キミはいい仕事をしていると思うよ。でも同じシーズン、同じチームにいて、レースでも予選でも速かったのは僕のだったはずだ。僕の方がいいパフォーマンスをしていたつもりだった。確かに彼は1年目で、僕は2年目だったけど、それでも僕なりに満足の行く出来だった」と悔しさをにじませるハイドフェルド。
今シーズン限りでザウバーとの契約が切れる彼にとって、マクラーレンはどうしても帰りたいホームチームのようだ。
「僕はまだマクラーレン・メルセデスの契約下にある。ただし、契約状況について詳しいことを言うわけにはいかない。でもマクラーレンは最高チームの一つだと僕は思っている。僕はそこにたどり着くことができるはずなんだ。でも決定を下すのは僕じゃないから」とコメントした。