スズキは4日、2003年度第1四半期の連結業績概要を発表した。四半期業績の発表は、今回が初めてとなるため、前年同期との比較は公表していないが、主に海外での売上増により、おおむね計画通りの決算となったもようだ。
売上高は、5750億8100万円、営業利益は245万7700万円、経常利益は246億4100万円、純利益は、126億400億円だった。今四半期は、インドネシアのインドモービル・スズキ・インターナショナルを連結子会社化したことなどにより、売上高は、前期にくらべ増加したとみられる。なお、2輪車事業は第1四半期が最需要期にあたるという事情から、同事業部門の通期売上高および利益の33%を占めた。
2003年度の連結業績見通しは変更しておらず、通期売上高は2兆1200億円(前期実績2兆153億円)、経常利益は850億円(同791億円)、純利益は350億円(同310億円、1株あたり純利益は65円25銭(同57円29銭)を予想している。