米販売インセンティブ増加などで減益---トヨタの第1四半期決算

自動車 ビジネス 企業動向
米販売インセンティブ増加などで減益---トヨタの第1四半期決算
米販売インセンティブ増加などで減益---トヨタの第1四半期決算 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車が5日発表した2004年3月期の第1四半期連結決算は、世界販売が好調に推移したものの、販売単価の下落や為替の影響により、増収減益となった。営業利益は前年同期比13.2%減の3407億円、純利益は同9.7%減の2225億円にとどまった。トヨタは、今期から米国会計基準を採用、前期との比較も同基準で行っている。

世界での販売台数は、8.2%増の159万4183台と、全ての地域でプラスを達成。この結果、売上高は5.6%増収の4兆0929億円となった。しかし、単価下落や米市場向けのインセンティブ増加など販売面での影響が400億円、為替の影響が300億円発生、2ケタの営業減益となった。

第1四半期の米販売の1台当たりインセンティブは970ドルと、1−3月期に比べて300ドル近く増加した。北米では工場間の生産車種調整も行ったため、稼働率の低下もあり、同地域での営業利益は前年同期の1020億円から646億円へと大幅に落ち込んだ。台数面では好調を持続しているものの、北米での収益力回復は、下期以降に持ち越される見通し。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の商用車200台超、英国ホテルチェーン大手が導入へ…価格や性能が決め手に
  2. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. SHOEIのフラッグシップヘルメットに限定「カーボン」仕様が登場!「垂涎の一品」「想像より安い」など話題に
  5. 公道走行不可、メルセデスAMG最強「GT2エディションW16」発表…F1技術搭載で830馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る