【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智

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【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智
【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智 全 16 枚 拡大写真

●モダニズムとファンクション

【画像全16枚】

---タテ基調に格子のグリル、というと2000年のパリ・ショーで出品された『ローゼマイヤー』を思い出します。このクルマのグリルはクラシックカーを模したものだと思いますが、ダブル・グリルはレトロを意識したものでしょうか。

和田 クラシックカーは意識していません。そういう見方も人によってあるかもしれませんね。しかし、アウディがめざすのはレトロやファッションではなく、あくまでもモダニズムであり、ファンクションです。実はローゼマイヤーはアウディのテーマパークに出品するために作ったもので、広く表に出すつもりじゃなかった(笑)。ブランドイメージとは関係ありませんよ。

---プレミアム・コンパクトという新ジャンルを確立したといえるA3ですが、そのモデルチェンジは難しかったことと想像されます。デザインのねらい、先代から引き継いだところ、変えたところをお聞かせ下さい。

和田 ロングタームを考え、革新よりも成熟性を選びました。正常進化と考えていいでしょう。変えようという意識はフロントデザインにありました。全体はギミックのないストレートなデザイン、ずばり、テーマは明快なデザインです。ハデさは無いがしっくりくる、ウソの無いデザインを目指しました。

先代はショルダーに弱さがあったので、ボディサイドにエッジの効いたラインを入れて、カチッとしたイメージを持たせています。さらにロッカーラインを強調することによって地面に押さえつけるような印象を与えました。

インテリアは『TT』の発展形です。エア・サークルやシフトサイドの二ーパッドなどを継承しています。またヨーロッパで女性ユーザーが多いのも考慮し、知的なエレガント感を出しました。メタルとウッドなどの素材をぶつけ合わせることにより、シンプルなデザインながら張りやアイデンティティが表現されていると思います。

1/4●プレミアムブランドとしての顔と宿命
3/4●上から見るアウディ、日本車にない価値観
4/4●A3の日本発表会場で見たこと

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