【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智

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【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智
【デザイナーインタビュー】アウディの顔を変えた…和田智 全 16 枚 拡大写真

●上から見るアウディ、日本車にない価値観

【画像全16枚】

---私達の間でもよく話題になり、世間的にも日本車と比較してヨーロッパ車は「カタマリ感があり、彫刻的だ」という表現を耳にしますし、「ボディが厚く見える」とさえ言われます。この秘密は何であるとお考えですか。

和田 ボディ板は実際に少し厚いものを使用していますが、理由はそれだけではありません。アウディではプランビュー(クルマを上から見た図)を大事にしています。上から見て、できるだけ角を取り、丸くコンパクトにすること。オーバーハングを切り詰め、フロント、リアランプをボディサイドまで回り込ませることによって、ボディサイズが大きくなりながらも「小さく見せる」ことができる。サイズ以上のコンパクト感、これがポイントです。これが凝縮感やカタマリ感を生み出しているんでしょう。

逆に日本では小さく見えることが商品企画上ポジティブにならない。そういった社会要件が日本車の形をスポイルしているのかもしれませんね。

---アウディを含むVWグループは、昨年ブランド編成を整理しました。その中でアウディはどのようなポジションにあり、またデザインはどのように貢献するのでしょうか。

和田 我々の中では、グループのプレミアムスポーツ・ラインがアウディ。クラシック・ラインがVWであると考えています。そしてランボルギーニやセアトを擁するアウディグループの中でも、アウディがスポーツスピリットやデザイン的中心であることは間違いありません。

アウディグループのお互いのデザインスタジオにデザイナーが行き来し、プレゼンテーションをします。そうすることでよりグループ全体と個を高めることができる。たとえば最近のセアトは魅力的なモデルを多く発表しています。見ていてください、これから楽しみですよ。

今やデザイナーはブランド強化のため、経営参加する時代です。VW、そしてアウディグループ内の交流も盛んになりました。それぞれがブランドを確立して、互いに向上しています。これからアウディは「生きている」ものをデザインし続けます。そしてこのA3も、自信を持ってお届けします。

1/4●プレミアムブランドとしての顔と宿命
2/4●モダニズムとファンクション
4/4●A3の日本発表会場で見たこと

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