数メートルの擦過痕があっても「覚えていない」…JRバス飲酒運転

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静岡、神奈川の両県警は21日、東名高速で路線高速バスを飲酒運転していた32歳の運転手が神奈川県内で当て逃げ事故を起こしていた可能性が高くなったとして、運転手を立ち会わせた上で車両の実況見分を行った。バス車体右側後部には数メートルにも及ぶ擦過痕が残されているという。

静岡、神奈川両県警の高速隊の調べによると、事故は18日の午前8時15分ごろに山北町山北付近の東名高速下り線で発生している。バスを追い越そうとした後続車と、ほぼ同時に追い越し車線に入ったバスの進路が交錯。後続のクルマはバスの右後部に接触した後、道路右側のフェンスにも衝突してバンパーなどが壊れた。

バスの運転手は事故発生に気づいていなかったが、乗客は「何かが当たる音がした」と警察に対して証言しており、車体後部に不自然な擦過痕が残されていたこともあって、警察ではかなり早い段階から接触事故の可能性を指摘していた。

21日の車両検分は袋井インターチェンジに隣接した日本道路公団の敷地内で行われた。逮捕された運転手に対し、捜査員がバスの車体に残る擦過痕を指し示しながら、接触時の状況を聞いたとしている。運転手は事故については「覚えてない」という言葉を繰り返していたようだ。

《石田真一》

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