観光バスの「飲酒夜食買出し事故」に処分

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国土交通省・北海道運輸局は21日、今年7月に飲酒運転が原因で路外転落事故を起こしたエルム観光バスに対して、同社が保有する34台の車両のうち、大型観光バス5台について、それぞれ29日から38日の間で使用停止とする行政処分を命じた。

問題の事故は7月7日の未明に発生している。観光客とともに札幌市内のホテルに宿泊していたエルム観光所属の32歳の男性運転手が、23歳の女性添乗員とともに夜食の買出しに行くため、会社に無断でバスを持ち出した。そのうえ酒気帯び状態のままで運転。途中のカーブを曲がりきれずに路外へ転落する事故を起こし、女性添乗員に左腕骨折の重傷を負わせたというもの。

会社では乗務終了後のバス持ち出しを禁止していたが、これが事実上守られておらず、しかも飲酒状態で運転していたことが問題視されていた。

北海道運輸局では同社への立ち入り調査を行った。その結果、飲酒運転の防止を徹底する指導監督が不充分だったことや、泊まり勤務を行った際の運転手に対する点呼の実施に不透明な点があったと判断。今回の行政処分を命じた。

《石田真一》

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