仕事の怨恨からカーチェイス---スタンガン男

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熊本県警は21日、執拗な走行妨害を行うなどのカーチェイスを繰り返し、クルマから降りてきたドライバーに対してスタンガンを使って電気ショックを与えたり、ハンマーで背中を殴打するなどしていた42歳の男を傷害容疑で逮捕した。

熊本県警・熊本南署の調べによると、事件が起きたのは19日の午後10時50分ごろだという。熊本県熊本市本荘2丁目の市道を風俗店を経営する35歳の男性がクルマで走っていたところ、後方から猛スピードで走ってきた別のクルマが強引に幅寄せするなどの執拗な走行妨害を行った。

男性は回避を試みたが「このままでは避けきれず、事故につながる」と判断。クルマを止めて外に逃げ出た。

カーチェイスを仕掛けてきたクルマのドライバーは叫びながら男性を追跡、持っていたスタンガンを押し当てて電気ショックを与えるなどの暴行を行った。男性が路上に倒れた後も男はハンマーで男性の背中を殴打し、男性が意識を失ったふりをするとその場を逃走した。男性は肋骨を折るなどしており、全治1カ月の重傷を負った。

警察では交通トラブル事件として捜査していたが、被害者が「同業者にやられた」と供述していることから、怨恨絡みの事件だったと断定。熊本市内で出張型の風俗店を経営する42歳の男が犯行に関与したものと断定。21日にこの男を傷害容疑で逮捕している。

男は普段は地元テレビ局に勤務しており、副業として風俗店を経営していたとみられる。被害を受けた男性とは顔見知りだが、仕事上のトラブルがあったことが犯行の動機とみられている。ただし男は犯行への関与を否定しており、事件当日もアリバイがあると主張を続けているようだ。

《石田真一》

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