40日の車両使用停止!! ---名鉄に異例の措置

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愛知県公安委員会は22日、会社ぐるみで運転手の無免許運転の事実を隠蔽した名古屋鉄道に対し、無免許運転を行った運転手が所属していた岡崎統括自動車営業所の大型バス1台について、道路交通法に違反したとして40日間の使用停止の行政処分を命じた。公安委員がバス会社に対して使用停止を命じるのは極めて異例だという。

愛知県公安委員会によると、今回の処分は国土交通省・中部運輸局が行った車両使用停止の行政処分に引き続く形で行われる。中部運輸局が命じた合計240日間の使用停止命令については、岡崎統括自動車営業所に配置されている5台のバスを対象に行われており、1台あたり48日間の使用停止は今月27日までとなる。公安委員会が行う行政処分は、このうち1台について9月1日から40日間の使用停止を命じるというもの。

公安委員会が命じる車両の使用停止は極めて異例だが、今回の措置は「自動車の使用者が運転者に対して道路交通法違反となる行為を命令した場合、公安委員会は使用者に対して政令の基準に従って使用制限を命じることが出来る」という規定に沿ったとしており、制度上はありうるものだとしている。

ただし、この制度がこれまでに執行されたという例はほとんどなく、愛知県公安委員会でも「今回は会社の上層部までもが無免許運転の隠蔽工作に加担しており、特に悪質に考えた」としており、特別措置的要素が強いようだ。

《石田真一》

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