模倣犯? クルマに乗った通り魔

自動車 社会 社会

26日未明、神奈川県秦野市内の路上で、歩行者の男性がクルマに乗った若い男に刃物で切りつけられるという事件が起きた。男性は背中を鋭利な刃物で刺されていたが傷は浅く、幸いにも命に別状は無かった。警察では通り魔事件として調べを進めている。

神奈川県警・秦野署の調べによると、事件が起きたのは26日の午前1時10分ごろだという。コンビニエンスストアへの買い物に出かけていた65歳の男性が帰宅するために秦野市萩が丘付近の市道を歩いていたところ、後方からワゴン車がゆっくりとした速度で男性に近づいてきた。

男性はそのまま道路右側を歩き続けていたが、肩に鋭い痛みを感じた直後、運転していた若い男が男性を眺め見ながらクルマを急加速して走り去った。

男性は左肩付近を刃物で刺され、出血も激しかったが、自宅のあるアパートまでは自力で戻り、近隣の住民に助けを求めた。男性は背中に長さ3cm、深さ4cmの刺し傷を負っており、病院に収容されて輸血などの処置を受けたが、命に別状はないという。

現場は小田急小田原線の渋沢駅近くの路上で、夜間は人通りや交通量が激減する。警察ではクルマを使った通り魔事件として調べを進めているが、今年3月には隣接する大井町や松田町で覚せい剤中毒者が通行人を襲撃する連続通り魔事件を起こしており、これを模倣した事件ではないかとの見方もある。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  2. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. ダムドから『ジムニーノマド』用のボディキットが3種登場!『ジムニーシエラ』用の新作「サウダージ」も注目
  5. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る