26日深夜、茨城県古河市内のパチンコ店に乗用車が突っ込み、店内の景品カウンターやショーケースなどを破壊して停止するという事件が起きた。クルマを運転していた33歳の男は「故意にやった」と話しており、警察ではこの男を建造物損壊の現行犯で逮捕している。
茨城県警・古河署の調べによると、事件が起きたのは26日の午後11時40分ごろだという。古河市茶屋新田にあるパチンコ店の玄関付近に暴走してきた乗用車が飛び込み、店の正面にあるガラスや、店内の景品カウンターなどを破壊して止まった。
パチンコ店はすでに閉店していたが、店内には30人程度の従業員が後片付けなどをしていた。いずれも異常に気づいて店の奥に逃げるなどしたため、幸いにもケガは無かった。
警察ではクルマを運転していた33歳の男を建造物損壊の現行犯で逮捕したが、男は取り調べに対して「あの店は玉の出が悪い。昨日も今日も損をしたので腹が立った」などと話しているという。
男は同日もパチンコをこの店で行なったが、数万円分を負けたとみられている。一旦帰宅したが、自宅で酒を飲んでいるうちに怒りが再燃、犯行に走ってしまったようだ。
男からは酒気帯び相当量のアルコールも検知しており、道路交通法違反容疑での取り調べも並行して進めていくとしている。