クオ・カード偽造券に注意

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警視庁は28日、コンビニエンスストアやガソリンスタンドで使用できるプリペイドカード「クオ・カード」の偽造券を持ち歩き、それを使って商品を騙し取ろうとしたとして、44歳の男ら2人を詐欺未遂や不正電磁的記録カード所持の容疑で逮捕した。

男らは額面1万円分の偽造券を合わせて約1200枚所持しており、入手経路などについて厳しく追及していく方針。

警視庁・碑文谷署の調べによると、この2人は今年8月10日の未明、東京都目黒区内のコンビニエンスストアで栄養ドリンクなど約5000円分の商品を購入しようとした際、額面1万円分のカードを店員に差し出した。

しかし、このカードは機械を通らなかったため、店員が偽造カードと判断し、警察に通報。2人は駆けつけた警察官に詐欺未遂の現行犯で逮捕された。

後の調べで2人は約200枚の偽造カードを所持しており、自宅などからはさらに1000枚の偽造されたカードが発見された。額面はいずれも1万円分で、今年6月頃から全国に出回り始め、これまでに約6000万円分の被害が出ているカードと同じものだった。

このカードは中国などで作られているようで、本物と比べた場合には印刷が薄く、絵柄にも印刷ズレがあったり、カード裏面に記載された「磁気」という文字が「磁氣」という字になっているなどの特徴がある。

発行元のクオカードは警視庁に被害届けを出しており、8月1日からは1万円券と2万円券の発売を停止している。しかし、金券ショップなどを通じてかなりの数が出回っているとみられ、偽造券対策を施したカードリーダーを装備したレジなどで偽造券が発見されることも多いという。

警察では逮捕した男が大量の偽造カードを所持していたことから、偽造グループに近いポジションにいるものとみて、2人を厳しく追及して偽造券の入手ルート解明につなげたいとしている。

《石田真一》

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