ジェイアールバス関東は28日、同社の宇都宮支店に勤務する32歳の運転手が路線高速バスを飲酒運転するという不祥事を起こした責任を取り、会長や社長などの役員を対象に減俸処分を実施することを明らかにした。問題の運転手も懲戒解雇する方向で検討を進めているという。
28日に同社が発表した懲戒処分では、取締役会長と代表取締役社長が減俸1/3を4カ月、常務取締役が同3カ月、取締役営業部長が同1カ月となっている。
問題の運転手については懲戒免職処分とすることで検討しているが、運転手を拘留する静岡県警は現在も接見禁止の姿勢を貫いており、同社の顧問弁護士も運転手と接触できない状態にあるという。
同社では運転手との接見が可能になるか、送検された段階で処分を実施するとしているが、「その時期がいつになるのかはわからない」ともコメントしている。