今年の本田賞、東芝テックの森相談役

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故・本田宗一郎氏と弟の本田弁二郎氏の寄付で設立された財団法人の本田財団は、2003年度の本田賞として東芝テック相談役の森健一工学博士に贈ることを決定した。受賞者24人のうち、4人目の日本人となる。

森氏は、日本語のタイプライター開発を目指し、日本語文法の徹底的な研究を通して「かな漢字変換」の工学的アプローチを行い、最初の日本語ワードプロセッサの開発に成功した。

この技術はその後の日本語ワードプロセッサの原型となったばかりでなく、IT環境の中で日本語の利用環境として決定的な影響を与えた。加えて、この技術を応用して中国語などの漢字文化圏など、アルファベット以外の文字をコンピューターで処理する直接の動機につながり、アジア諸国の多くの言語に応用されることで自国語ワープロ開発のモデルとなった。

森氏の一連の活動が同財団の提唱する「人間活動を取り巻く環境全体との調和を図った真の技術=エコ・テクノロジー」の観点と合致するとして本田賞の贈与を決めた。森氏には副賞として1000万円が授与される。授与式は11月17日に東京のホテルオークラで行われる。

《レスポンス編集部》

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