【三菱『FCV』燃料電池車】バラード社製の燃料電池スタック

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【三菱『FCV』燃料電池車】バラード社製の燃料電池スタック
【三菱『FCV』燃料電池車】バラード社製の燃料電池スタック 全 2 枚 拡大写真
三菱自動車工業は17日、同社として初めて公道試験に使える燃料電池車『MITSUBISHI FCV』を開発したと発表した。ダイムラークライスラーの技術協力を得て製作したもので、公道走行のための国土交通相認定の申請もすでに行った。年内には試験走行が実現する見通し。

製作したFCVは、ダイムラーが資本参加しているカナダ・バラード社製の燃料電池スタックを搭載、燃料は350気圧の圧縮水素を直接供給するタイプ。タンク容量は117リットルで、一度の充てんで150kmの走行が可能。5人乗り仕様で、最高速度は140km/h。

三菱自動車は、1997年から三菱重工業と燃料電池車開発に着手、当初はメタノールを燃料とする改質タイプを手掛けた。しかし、当面は水素を直接供給する方式が主流となったため、ダイムラーの協力を得て、今回の開発となった。

年明けからは経済産業省が実施している燃料電地車の実証プロジェクトにも参画する計画。開発担当の安東弘光執行役員は、リースなどによる市販については「今は考えていない。水素スタンドを自前でもつお客からの要望があれば検討したい」と述べた。

《池原照雄》

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