急ブレーキに腹が立ち、急ブレーキで仕返し?

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17日午後、大阪府東大阪市で、急ブレーキを巡る交通トラブルから暴行事件に発展した。さらに殴りかかってきた男のクルマを制止しようとした被害者が120mもクルマで引きずられ、全治1カ月程度の重傷を負っている。逃げた男は数時間後に殺人未遂容疑で逮捕され、容疑は大筋で認めているという。

大阪府警・河内署の調べによると、事件が起きたのは17日の午後7時20分ごろだという。東大阪市中鴻池町付近の市道で、後方から猛スピードで走ってきた軽自動車がタクシーの前に強引に割り込み、何度もブレーキを踏むなどの嫌がらせをした。

そのうちにこの軽自動車は道路の中央付近で停止。後続車の通過を阻止した上でタクシーに歩み寄り、運転していた55歳の男性を引きずり出すと罵声を浴びせかけながら顔面を数発殴った。

男はその後、自分のクルマに戻って現場から走り去ろうとしたが、タクシーの運転手がこれを追いかけクルマのドアをつかんだ。ところが男は運転手がつかまるドアを開けたままクルマを急発進。運転手はドアにつかまったままの状態で120m引きずられたところで落下。顔面などを強打して骨折、全治1カ月程度の重傷を負った。

警察では男の行為があまりにも悪質であることから殺人未遂容疑として捜査を開始。目撃されたナンバープレートから同市内に住む55歳の男が犯行に関与した可能性が濃厚となり、同日深夜から事情を聞いていた結果、大筋で容疑を認めたために逮捕している。

調べに対して男は「タクシーに急ブレーキを使われて腹が立った。俺に対する嫌がらせだと思った」などと供述しているという。

《石田真一》

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