重傷を負っても捕まるよりはマシ?

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20日未明、栃木県真岡市内の市道交差点で、赤信号を無視して進入してきた乗用車が22歳の女性が運転する別の乗用車と出会い頭に衝突した。この事故で運転者の女性を含む2人が死亡。相手車の同乗者3人が重傷を負ったが、ドライバーは現場から走って逃走した。

警察ではこのドライバーの行方を追っていたが、同日夕方までに業務上過失致死傷容疑で逮捕している。

栃木県警・真岡署の調べによると、事故が起きたのは20日の午前3時30分ごろだという。真岡市熊倉付近の市道交差点を青信号で進行していた22歳の女性が運転する乗用車の左側面に、赤信号を無視して猛スピードで進行してきた別のクルマが出会い頭に衝突した。

この事故で双方のクルマは大破し、衝突された側の2人が搬送先の病院で死亡、衝突した側の男女3人が重傷を負った。衝突した側のドライバーも重傷を負ったものとみられているが、事故直後に現場から逃走した。

生存した3人の証言から、警察では運転していたのがペルー国籍の21歳の男と断定。同日午前から立ち寄り先などを捜索していたところ、同日夕方までにこの男を発見。無免許運転と信号無視を大筋で認めたため、同日深夜までに業務上過失致死傷と道路交通法違反(無免許運転)で逮捕している。

取り調べに対し、男は「夜なので他のクルマは来ないと思った」などと話しているという。事故で負った際のケガもひどく、警察では「こんな状態でよく逃げた」と驚いているようだ。

《石田真一》

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