当て逃げ事故が殺人未遂事件に発展

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21日午後、駐車場内での接触事故を起こした18歳の少年が現場から逃走しようとした際、これを発見した当てられた側のクルマの所有者をボンネットに乗せたまま300m走行し、途中で振り落として重傷を負わせるという事件が起きた。

警察ではこの少年を殺人未遂容疑で逮捕している。

埼玉県警・所沢署の調べによると、事件が起きたのは21日の午後4時ごろだという。所沢市北所沢町にある古書店の駐車場から発進しようとした18歳の少年が運転するクルマが、隣に止まっていた46歳の男性が所有するクルマと接触した。

少年はそのまま現場から走り去ろうとしたが、これを発見した男性が「おい、そのまま逃げる気か!?」と少年のクルマに歩み寄った。男性はボンネットにつかまるようにして少年のクルマの逃走を妨げようとしたが、少年は男性の存在を無視するようにクルマを急発進させた。

男性はボンネットへ必死にしがみついたが、300mほど走ったところで振り落とされ、後輪で肩などをひかれた。当時このクルマは60km/h程度の速度を維持しており、男性は全治2〜3カ月の重傷を負った。

少年のクルマは現場からそのまま逃走したが、事件発生から30分後に現場近くで発見。容疑を大筋で認めているため殺人未遂容疑で逮捕した。取り調べに対して少年は「追いかけられて怖かった。逃げるのに必死だった」と供述しているが、時折パニック状態となるため、取り調べは順調に進んでいないという。

《石田真一》

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