小学生の列にバイク突っ込む---状況が不自然?

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29日朝、岡山県賀陽町内の県道で28歳の男が運転する原付バイクが対向車線を横断する形で道路右側の歩道に乗り上げ、集団登校中の小学生児童8人の列に突っ込んだ。この事故で小学1年生の男児が頭蓋骨を折る重傷、他の2人が軽傷を負った。警察ではバイクを運転していた男を業務上過失傷害容疑で取り調べを続けている。

岡山県警・高梁署の調べによると、事故が起きたのは29日の午前7時50分ごろだという。賀陽町上竹付近の県道を走行していた28歳の男が運転するミニバイクが突然斜めに走り出し、対向車線を横切る形で集団登校していた小学生の列に突っ込んだ。バイクは小学生の後方から突っ込んだとみられるが、児童をなぎ倒すようにしばらく進んでから止まった。

この事故でバイクにはねられ、民家の石垣との間に挟まれる形となった小学1年生の男児が頭蓋骨を折る重傷。小学校6年生の男児と、その妹で小学校2年生の女児もバイクに接触するなどして軽傷を負った。

現場は見通しの良い直線道路。目撃者の話によると、男の乗ったバイクは小学生の後方あたりで進路を右に変えて、そのまま真っ直ぐ突っ込んだという。角度は緩やかでなく、直角に近かったという証言もある。

取り調べに対してバイクを運転していた男は「事故当時のことは全然覚えていない。気がついたら倒れていた」などと話しているようだ。目撃者の話からも男がバイクの運転を誤ったとは考えにくい状況であることから、男が漫然運転を行っていた可能性を視野に入れ、さらに詳しく状況を調べていくとしている。

《石田真一》

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