雨に翻弄されたアメリカGPを制し、通算70勝目を挙げたミハエル・シューマッハ。劣勢を跳ね返す終盤に来ての2連勝で、6度目となるワールドチャンピオンの座へあと1ポイントとと王手をかけた。
「今日は僕の人生でも最高の一日。滅多にない展開となったレースでは何が起きても不思議ではない。これほど重要な時期に、決定的となる勝利を収めることができて嬉しいよ。最終戦を最高のポジションから迎えられる。あと1ポイント獲得できればいいのだからね」
「僕らには信頼性に優れたマシンがあるし、僕のターゲットは次のレースも勝つこと。チャンピオンシップにとっても最も重要となるリザルトだった。すごく嬉しかったし、感動的な一日になったよ」
「ブリヂストンは今年たくさんの批判を受けてきた。今日のパフォーマンスは彼らにとっても大いに励みとなるはずだ。僕らはこの“ジョーカー”を持ちながら今日まで使うことができなかったんだ」とシューマッハ。
この勝利でフェラーリはウィリアムズに3ポイント差をつけ、コンストラクターズチャンピオンシップでもトップに返り咲いた。