ホンダは10日、マイナス20度Cで始動でき、容積や重量に対する出力密度も世界トップレベルの性能を実現した『ホンダFCスタック』を発表した。ホンダの開発部門子会社、本田技術研究所で燃料電池車開発の指揮を執る加美陽三主席研究員は、これでカナダ・バラード社やトヨタ自動車のスタックを「現時点では完全に抜いた」と、自信を示した。
ホンダは、これまでもスタックの自社開発を行い、実証試験車両にも搭載してきた。しかし、昨年12月に市販開始した『FCX』にはバラード社製のスタックを搭載。自社開発品を搭載して市販を始めたトヨタに比べると、「心臓部」の開発の遅れは否めなかった。
ただ、加美主席研究員は出力密度については「公表レベルでの比較。他社も開発がどんどん進んでいるはず」と、抜きつ抜かれつの開発が続くとの見方も示した。ライバルのトヨタについては「どーんと(新開発を)やってこられるはずだし、また、それを励みにして取り組みたい」と述べた。




