【東京ショー2003出品車】三菱『SE-RO』---3つの新しい価値
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アウターパネルやピラーは、職人のハンドメイドによるアルミ製。塗装を施さず、地金をそのまま見せることで、航空機のような未来感を演出。フロント、リアは大胆な曲面で構成され、従来の軽ワンボックスとはまったく異なる印象を与えている。
スペースユーティリティも優れている。2560mmというロングホイールベースとミッドシップレイアウトを生かし、徹底的にフラットフロア化。さらに多彩なシートアレンジメントにより、停車時にはフロア面を自分の作業場のように自由に使うことができる。
SE-ROにはIT面でも新しい試みが盛り込まれている。「データ&インフォメーションサービスシステム」と呼ばれるシステムは、SE-ROのスタイリングを模した形のデタッチャブルヘッドユニット「M-PIC」、それとブルートゥースによって無線データリンクされる車載ユニット、6.5インチワイドモニターで構成される。M-PICには30GBのハードディスクが装備され、カーナビ用地図、MP3音楽データ、燃費、メンテナンス情報など、多種多様の情報を格納可能だ。
デザイン、スペース、情報通信の3点で新しい価値観を提供するSE-ROの注目度は高そうだ。