オープンバス買いませんか? 横浜市がオークション

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント

横浜市交通局は15日、今月1日に施行されたディーゼル車排出ガス規制によって廃車となったオープンバスをオークションで販売することを決めた。

プロ野球・横浜ベイスターズの優勝パレードなどに使われたもので、ディーゼル車排出規制ガスの対象エリア外で使うことや、危険行為に使わないことが落札者には求められる。

このオープンバスは1998年、同年にプロ野球で優勝した横浜ベイスターズの選手を乗せてパレードする目的で作られた。廃車となった路線バスの屋根部を切り取り、格安の改造費で作られたことが特長で、書類上は定員9人の貨物車扱いだった。

以後、各種イベント用として貸し出され、1999年の福岡ダイエーホークス優勝時には福岡市内でのパレード用として使われた。現在は青と白をベースとした車体色になっているが、これは昨年開催されたFIFA・サッカーワールドカップのイメージカラーに合わせて塗装されたものだ。

年に数回の出番があったことや、ベイスターズの優勝記念に残して欲しいというファンからの要望もあり、大切に保管されてきた。しかし、今月1日から神奈川県を含む1都3県で実施されたディーゼル車の排出ガス規制に適合しないことから、先月下旬に都内で行われた「バス事業100周年記念イベント」での使用を最後に廃車が決定した。

ただし、壊すのは惜しいという声もあり、オークションを実施して第二の人生(?)を規制対象エリア外で送ってもらうことになった。

オークションへの応募は10月20日から11月5日まで受け付ける。専用の入札用紙は横浜市交通局・車両課(電話045-671-3200)に請求すれば郵送してくれる。入札は個人、法人を問わないが、「ディーゼル車の排出ガス規制実施エリア外でこのバスを使うこと」、「適正な使用を行い、危険行為には用いないこと」などの条件がある。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る