【新聞ウォッチ】ゴーン社長、「ハイブリッド技術」のギャップ認める

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年10月17日付

●日・メキシコFTA最終調整合意できず、一部農産物品など対立(読売・1面)

●ベンツBMW高級車戦争中国の陣、続々参入(読売・8面)

●日産、最高益を更新、9月中間見通し、米・中で販売大幅増、百万台増へなお障壁(朝日・11面)

●日中官民で自動車会議 来春、自工会・宗国会長表明(朝日・12面)

●藤井総裁、きょう聴聞(毎日・2面)

●マツダ、三菱自、米工場減産(産経・9面)

●米大統領来日、警視庁 首都高速道など特別検索(東京・25面)

●「急激な円高対応厳しい」自工会・宗国会長(日経・11面)

●マツダ、営業益70%増、9月中間2506億円、新型車販売伸びる(日経・19面)

●アウディジャパン、最上級モデル、8年ぶり全面改良(日経・35面)

●ディーゼル車の排ガス規制、NOx9割削減、現行比日、環境省、2010年度メド強化(日経・42面)

ひとくちコメント

東京・東銀座にある日産自動車本社ビル。その5階の大講堂で「日産180」の進捗状況について相変わらず手振り身振りの得意のパフォーマンスで熱弁を語るカルロス・ゴーン社長。きょうの東京を除く各紙が大きなスクリーンに投影されたゴーン社長の写真と共に業績予想の分析記事を大きく取り上げている。

この9月中間期でも過去最高の営業利益を見込むなどの好決算で笑いも止まらないようだが、すべてが絶好調というわけではない。朝日は「百万台増へなお障壁も」との見出しで、さまざまな宿題も見え隠れしていると指摘している。毎日も「研究開発力が課題」としており、ゴーン社長も今回の会見で「ハイブリッド技術では(トヨタと)ギャップはある」ことを素直に認めた。

また、次世代の究極のエコカーといわれる燃料電池車の開発の遅れについては「ここ2、3年で格差が埋められる」としながらも「10年、20年先でもガソリン車が主流であることに変わりはない」と語るなど、負け惜しみともとれる発言も飛び出した。

《福田俊之》

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