【新型ホンダ『オデッセイ』発表】4WDとアブソルートは共通の専用シャシー

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【新型ホンダ『オデッセイ』発表】4WDとアブソルートは共通の専用シャシー
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プラットフォームを新開発し、先代に比べ98mmもの低床化を行い、立体駐車場にも入る低い全高を手に入れた新型『オデッセイ』。新型にも積雪地域からのニーズに応え、4WDがラインナップされている。

低床化した上で、4WD車を設定することは難しくはなかったのだろうか。新型オデッセイのボディ設計を担当した開発者、日野義昭氏は、「低床化したフラットなフロアで、後輪に駆動を伝えるプロペラシャフトを通すことは不可能と判断しました。そのためにセンタートンネルが若干膨らんだ、4WD専用のフロアも設計しています。アブソルートも高出力エンジンの、排気系の取り回しの関係から、4WD用のフロアを利用しています」

「セカンドシート下に配置される扁平の燃料タンクも、4WD車は中央の膨らみを避けた専用の形状が採用されています。FFでもサードシート周りのスペースは、強度を確保しながら、足元やラゲッジのスペースを捻出しなくてはならず、もっとも設計が困難な場所だったのですが、新型オデッセイの場合、さらにサードシートを電動格納するモーターを置くスペースまで設けなくてはならず、リア周りのボディ設計は大変苦労しました」と語る。

3列シートのオデッセイを、立体駐車場に入れることのできるサイズにできたのは、多くの専用部品の設計や4WD専用のフロア製作など、コストのかかる開発が積み重ねられた賜物なのだ。

《岡島裕二》

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