2010年の自動車生産は600万台に---中国・工程学会の張理事長

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中国汽車工程学会の張小虞理事長は20日、「2003東京国際自動車会議」の席上で、中国自動車生産の長期展望を明らかにした。それによると、トラックを含む総台数は03年見通しの400万台から、10年には600万台、20年には1000万台になるとした。

張理事長は、当面の中国自動車市場は経済成長率を上回る年率10%水準になるとし、10年には生産量が、世界生産(市場)の10%を占めるとの展望を示した。張理事長は、これは「控え目な数字」ともしており、経済成長によっては、さらに拡大するとの見通しを述べた。

ただ、張理事長は中国の自動車メーカーには、(1)自主開発力の向上(2)自社ブランド力の確立(3)販売ネットの整備ーといった課題があるとし、政府が現在策定中の新たな自動車産業発展政策にも、この3点が政策誘導項目として盛り込まれるとの見通しを明らかにした。

《池原照雄》

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