日野自動車と部品メーカーのニッパツ(NHK、日本発条)は、トラック用サスペンション事業分野で提携すると発表した。トラック用サスペンションの両社合弁で新設して、事業を集約化して効率化を図る。
トラック用サスペンションの需要は今後、減少する見込みで、早期に設備と機能を集約して効率の高い生産体制を構築するのが狙い。日野と日野の子会社のホリキリ、ニッパツが生産・開発・販売で連携、グローバルにトラック用サスペンション事業を展開する。
ニッパツ横浜工場、ニッパツの子会社スミハツ、ホリキリで2005年度内に最適な板ばね生産体制を構築する。第二ステップとして各社の事業を集約化して、2007年度内にトラック用サスペンション新会社を設立する。
今回の提携合意に伴ってニッパツはホリキリの株式を日野から88万株(16%分)を29日に取得した。これでニッパツのホリキリへの出資比率は59.5%となり、ホリキリはニッパツの子会社となった。