【東京ショー2003速報】大容量ダウンロードは必要ない?……クラリオン

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【東京ショー2003速報】大容量ダウンロードは必要ない?……クラリオン
【東京ショー2003速報】大容量ダウンロードは必要ない?……クラリオン 全 2 枚 拡大写真
テレマティクスのコンテンツを語るとき、必ず挙げられるのは「高速、大容量の通信インフラが整えば音楽データのダウンロードが可能となる」というものだ。新曲をダウンロードし、車内で気軽に楽しむというのはひとつの理想だ。

だが、現時点では「高速、大容量の通信インフラ」が普及しておらず、大容量データのダウンロードというのは最も実現困難なところにある。実際、それが可能になったとしても、今度はパケット料金の高騰、いわゆる“パケ死”を恐れ、使用を躊躇してしまうかもしれない。

大容量でない、すなわち小容量で良いならば現状のインフラでも対処可能なわけだが、そんな逆転の発想を見事に攻めたのが、クラリオンブースで展示されていた「超流通コンテンツ」。音楽などのコンテンツにカギを掛け、それを解除するキーのみをダウンロードして使わせるというものだ。

例えばこうだ。新曲の入った音楽CDをレコード会社は無料で配布するが、楽曲は暗号でロックされており、そのままの状態では最初の30秒しか視聴できない。全部聞きたいという場合には、このロックを解除する“キー”を購入し、メモリカードにダウンロードする。キーを収めたメモリーカードを機器に挿入した場合のみCDのロックが解除され、全編が聞けるようになる。

音楽そのものをダウンロードするのではなく、キーのみをダウンロードするという方法なのでデータ量も小さい。セキュアオーディオに関しても開発が進められており、こちらにも支障となるような問題はない。

テレマティクスについては通信インフラが高いハードルとなっている。この逆転の発想がそのハードルを超えるプレイクスルーになるかもしれない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  3. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る