空港の駐車場は高い、そんな常識は過去のものに

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東京国際空港(羽田空港)の管理会社である日本空港ビルデングは11日、料金が高いことから利用者離れが進んでいた空港ビルの有料駐車場に割引制度を導入することを明らかにした。国際線チャーター便を利用する場合、特に大きく値引かれる。

羽田空港には国内線用に2カ所、国際線用に1カ所の有料駐車場がある。時間従量制のため、短時間の利用であれば問題ないが、泊りがけの旅行へ行く際などにクルマを駐車すると、長期駐車を前提としたP1駐車場の場合では1泊2日(36時間)で6800円、2泊3日(60時間)で9200円、3泊4日(84時間)では1万1600円という、かなり高額の料金が掛かっていた。

空港の周囲にある民間駐車場では3泊4日でも5000円程度という大幅に安い金額で利用ですることが可能で、さらには洗車などの付加サービスを提供するところもあるためか、空港駐車場の利用率は低迷していた。空港の目前にあるという立地条件の良さよりも、遠くても安い方が良いという経済事情が優先された格好だ。

このため管理会社の日本空港ビルデングでは、平日の利用に限り、P1駐車場の利用料金を48時間まで4500円、60時間まで6500円とする割引プランを11月30日から導入することになった。利用日に土日祝や繁忙期が1日でも含まれる場合、このプランは適用されないため、実質的には12月1日からの実施となる。

また、国際線用のP5駐車場では、12月以降に便数がさらに増える国際線チャーター便(日韓シャトル便含む)の利用客を対象とした割引プランも導入される。

利用には国際線ビル内ツアーデスクで駐車券と航空券を提示することで入手可能となる「国際線旅客駐車利用券」が必要で、48時間まで4000円、60時間で6000円という、周辺の業者に匹敵する低料金となる。こちらは12月8日からで、土日祝や繁忙期でも割引を利用できる。

《石田真一》

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