【インプレ'03】両角岳彦 トヨタ『プリウス』 初代の志の高さが薄れたのは残念だ

試乗記 国産車
【インプレ'03】両角岳彦 トヨタ『プリウス』 初代の志の高さが薄れたのは残念だ
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先代とはかなり深く付き合い、ハイブリッドの長所短所も分析した。その長所は燃費のみ。得意なのは流れがよく、停止・発進がときどき入る状況。低速側はアイドルストップが効く。高速巡航、高負荷走行は単一動力に劣る。

でも先代・初期型は“志”が高いクルマだった。しかしそれは継承できず。走行抵抗をひたすら削って燃費数値を稼ぎ、見た目を新奇な雰囲気にし、コストダウンして利益を出そうとした商品。

後席空間は手抜き。シートも造り粗雑。加速だけはよくなったが駆動力制御性能は雑。足はただただ突っ張り不快、動きに安心感なし。

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★☆☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★☆☆☆☆
オススメ度:★☆☆☆☆

両角岳彦| 自動車評論家
1951年長野県松本市生まれ。モノごころついた時からクルマが好き。大学・大学院と自動車工学を修め、自動車専門誌を経て独立。現在は徳大寺自動車文化研究所・主任研究員としてディーゼル排気浄化システムの開発に注力中。

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