【自動車アセスメント2003】歩行者死亡の60%は頭部損傷が原因

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【自動車アセスメント2003】歩行者死亡の60%は頭部損傷が原因
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日本における交通事故死亡者のうち、全体の約28%は歩行者が占めている。先進国の交通事故死亡事故における歩行者の死者数は平均で15%程度だという。つまり、日本では歩行者が事故で死亡するというケースが非常に高いのだ。

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歩行者の死亡原因のうち、最も高い数値を示しているのが頭部の負傷。クルマと衝突した際、ボンネットに倒れこんで頭部を激突させたことで生じる脳挫傷が原因となることが多い。

自動車メーカーは衝突時に歩行者への影響を最小限に抑える車体構造をすで採用しているが、自動車アセスメントでも今年度から「歩行者頭部保護性能試験」を行なうことになった。

クルマが44km/hで走っていると仮定し、35km/hの速度で頭部を模したダミーを射出。ボンネットのうち、構造的に一番シビアな部分(真下に硬い構造物がある場所)にぶつけるというものだ。歩行者が関係する死亡事故のうち、およそ75%は44km/hを含む速度帯となっており、現実をかなり考慮したものになっている。

今回の公開実験では、マツダ『RX-8』のボンネットに大人と子供、それぞれ1回ずつ頭部のダミーを衝突させた。「衝突速度35km/h」と書いてしまうといかにも遅く感じるが、衝突の瞬間は目視できないほど。「ドカン!」という音が響いた次の瞬間、ボンネットはすでに変形し、ガラスには頭部が当たって生じたひび割れが入っていた。

RX-8のボンネットフードはアルミ製だが、衝突時に大きく変形するようになっており、これで衝撃を吸収する構造になっている。このため、ボンネットの損傷はわずかだが、その音の大きさには「これが実際の事故だったら…」と背筋が凍る思いがした。

《石田真一》

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