83歳運転のクルマ暴走、店舗2軒を全半壊

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16日午後、東京都墨田区内の区道で83歳の男が運転する乗用車が原付バイクと接触した直後、暴走して別のバイクに追突するという事故が起きた。

乗用車はバイクを運転していた男性をボンネットに載せたまま近くの喫茶店に激突。男性は全身を強く打って間もなく死亡した。

警視庁・向島署の調べによると、事故が起きたのは16日の午後2時30分ごろ。墨田区東向島2丁目付近の区道で、83歳の男性が運転する乗用車が左折しようとして区道に出ようとした際、右側から走ってきた原付バイクと接触した。

乗用車はこの直後に突然スピードを上げ、前方を走っていたバイクに追突。バイクを運転していた男性をボンネットに載せたまま、さらに暴走して近くの喫茶店に突っ込んだ。

クルマは喫茶店に突入してからも加速を続けて突き抜け、その隣にある焼鳥店も半壊させてようやく停止した。バイクの男性は店舗への最初の衝突で路上に投げ出され、全身を強く打って間もなく死亡した。

警察では乗用車を運転していた83歳の男を業務上過失致死傷容疑で現行犯逮捕したが、この男は調べに対して「運転中に目の前が真っ暗になった。よく覚えていない」などと話している。

しかし、原付バイクに接触した直後に加速したのはブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性が大きいことから、警察では本当に意識が無かったのかどうかも含め、慎重に調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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