泥沼……前フォード欧州社長のリーチ氏がフォードを訴える

自動車 社会 社会
泥沼……前フォード欧州社長のリーチ氏がフォードを訴える
泥沼……前フォード欧州社長のリーチ氏がフォードを訴える 全 1 枚 拡大写真

フォード欧州の社長を8月に辞めたマーチン・リーチ氏が、フォードを訴えていたことがわかった。同氏は、18日に、米ミシガン州の裁判所に訴状を提出した。フォードに対して、6000万ユーロ(77億円)の損害賠償を求めている。

リーチ氏の訴えによると、フォードは、フォード欧州の社長を務めていた同氏を追い出そうとした。さらに、退職後にフィアット・オートの社長に就任しようとしたのを妨害したという。

同氏は、フォード欧州社長を務めていた時に、重要な会議から閉め出されるなどの嫌がらせを受けたという。そこで退職を受け入れる条件として、退職後9カ月間はライバル会社への転職を禁止する条項を取り消すことを、フォードの人事担当者と約束した。しかしその約束を反故にされ、フィアット・オートへの転職を邪魔されたという。

フィアット・オートの社長になれば、5年間の給料とボーナスあわせて2000万ユーロ(26億円)が得られるはずだった。そこで、慰謝料もあわせて、6000万ユーロ(77億円)という巨額の損害賠償を求めることになった。フォードの混乱ぶりが、かいま見える事態といえよう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  2. 日産が北米初のPHEV『ローグ』発表、三菱『アウトランダー』のOEMに…ロサンゼルスモーターショー2025
  3. トヨタ『ハイラックス』新型に“GRスポーツ”が来るぞ! オフロード性能を強化へ
  4. ポルシェ『カイエン』新型、史上最強1156馬力のフル電動SUVに…1335万円から
  5. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る