ダンロップが『デジコンパウンド』技術を開発

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ダンロップが『デジコンパウンド』技術を開発
ダンロップが『デジコンパウンド』技術を開発 全 1 枚 拡大写真

SRIグループの住友ゴム工業とSRI研究開発は、ナノメートル(メートルの10億分の1の長さ)レベルでのタイヤ材料のシミュレーション技術『デジコンパウンド』技術を開発した。タイヤの転がり抵抗を低減し低燃費を実現するこの新技術は、来年発売予定のダンロップブランド乗用車用タイヤ新商品に採用される。

SRI研究開発は、これまで、精密なタイヤモデルと路面データの組み合わせにより、回転するタイヤのシミュレーションを可能にした『DRS(デジタル・ローリング・シミュレーション)』および「DRS」のシミュレーション領域を拡張し、実際の走行状態に近いタイヤのシミュレーションを可能にした『DRS II』(総称『デジタイヤ』)を開発し、タイヤの構造開発において大きな成果を挙げてきた。

今回開発した「デジコンパウンド」技術は、回転するタイヤのゴム内部の様々なメカニズムをナノメートルのレベルで解明したもの。この「デジコンパウンド」技術の登場で、今まで多くの試行錯誤を要していたゴム材料の開発が大幅に効率化され、スピーディーかつ精緻な材料開発が可能になる。また、「デジコンパウンド」技術を採用したタイヤは、転がり抵抗が低減され燃費性能が向上するという。

従来の『DRS』『DRS II』に「デジコンパウンド」技術を加えることで、今後、材料開発から構造開発まで、『デジタイヤ』シミュレーションによる一貫したタイヤ開発が可能になると期待されている。

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