【新聞ウォッチ】対中国、トヨタ=商標権で敗訴、日産=販売倍増計画

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年11月25日付

●高速道路、国交省、プール制維持案、料金収入、新規建設に(読売・1面)

●米ピックアップトラック市場、日本勢、ビッグ3牙城に参入(読売・11面)

●クラプトンのサイン入り車オークション、三菱自動車HPで(読売・11面)

●日産の合弁会社、2007年に販売台数倍増、中期計画(読売・11面)

●商標権訴訟トヨタ敗訴、中国メーカーの侵害認めず(読売・11面)

●マレーシア、天然ガス車はタクシー主役(朝日・8面)

●中国自動車市場の拡大続く(産経・9面)

●トヨタ上半期「世界2位」ホンダ、日産もトップ10コスト削減で「ビッグ3」追撃(東京・9面)

●奥田会長、新幹線“売り込み”採用、中国側は回答留保、互角の交渉で手応え(東京・9面)

●中国の「四川豊田」SUVの生産軌道に(東京・9面)

●トヨタ「常務役員」首脳5人が報酬決定、担当の目標達成、反映(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の「T」のデザインロゴとよく似たエンブレムを使用しているとして、トヨタが中国の自動車メーカー「吉利集団」(ギーリー、浙江省)に、エンブレムの使用差し止めなどを求めていた商標権訴訟の判決が行われた。

北京市第2中級人民法院(地裁)は「双方のデザインは明らかに異なる」とトヨタの訴えを棄却する判決を言い渡した。国営新華社が伝えたのを受けて、きょうの東京など各紙が取り上げている。

また、中国を訪れている日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)と温家宝首相が会談し、奥田会長は懸案の日本の新幹線方式を売り込んだが、中国側は回答を留保。トップセールスも空振りに終わった。

さらに、この日、日産自動車は東風汽車(ドンフェン)との合弁会社の中村克己社長が北京市で記者会見し、2007年までに中国市場での販売台数を倍増する強気の中期計画を発表。このほか、産経は中国の対米黒字拡大についてのワシントン特派員レポートを掲載するなど、連休明けの経済面は対中国ビジネスの話題が飛び交っている。

《福田俊之》

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