三菱元役員を訴えた株主オンブズマン訴訟が和解…コンプライアンス基金創設

自動車 社会 社会

三菱自動車のリコール隠し事件で、三菱車の販売が落ち込み、115億円の損害を与えたとして、同社の株主が事件当時社長だった河添克彦氏ら、元役員11人を相手に総額11億7700万円を同社に返還するよう求めた株主代表訴訟で、東京地裁で元役員らが1億8000万円の支払い義務を認めた上で同社がこの資金を法令順守の強化に活用することで和解が成立した。

元役員らを訴えたのは、株主オンブズマンの会員で、愛知県に住む四谷勲さん。一連のリコール隠し事件で、同社の販売は急落、無料点検の実施でも売上げが大幅に減少したとして、補てんを求めた。

和解では、元役員らは和解金のうち、すでに補てんした2000万円を除く1億6000万円を来年1月までに支払い、同社はこれを「コンプライアンス基金」とし、外部の専門家への通報制度の創設などに充当する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  5. オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る